手塚治虫展
昨日は東京日本橋で用事があったので午後から上京、ついでに江戸東京博物館で開催されている「手塚治虫展」に行ってきました。開催期間(21日まで)が終了間際のためか、平日なのに多くのお客さんでいっぱいでした。最近、美術館や博物館に行くといつも満員で、この国の文化に対する関心の高さを感じます。
展示作品は、子どもの頃に描いた肉筆画から、直筆原稿、アニメのセル画、また生前使用されていた机や椅子、ベレー帽、自宅や、プロダクションでの8ミリ等々、作品の点数は非常に多く、2時間以上の時間をとっていましたが、じっくりと観ることができませんでした。その作風の幅が非常に広いこと、時代ととも作風が変化していることをあらためて発見し、驚かされました。また、『鉄腕アトム』では科学技術の過信への警告が、『火の鳥』では生命とは何かとその尊厳が、それ以外の作品にもスケールの大きな厳格なテーマが必ず描かれています。
私が最初に『火の鳥』を読んだのは、中学生の時のことです。人類の黎明を描いた「黎明編」で始まり、次作「未来編」では人類の終局が描かれ、その最終章で「黎明編」の冒頭シーンへとつながります。この壮大でスケールの大きな物語を読んだ時の痛烈なショックは鮮明に記憶に残っており、それを超えるショックを感じた書物にはいまだ出会っていないといっても過言ではありません。
こういった作品を集めることができるのなら、国営マンガ喫茶「国立メディア芸術センター」も必要なのかもしれません・・・?
湘南社http://shonansya.com
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