新刊『日本近代漢文教育の系譜』発行
小社より新刊『日本近代漢文教育の系譜』(石毛慎一著)が発行されます(2月1日予定)。http://shonansya.com/publish3.html
現在、俳句を詠む人口はかなり多いという話しをよく聞きます。静かなブームなのかもしれません。たった17文字で季節や喜びや悲しみ、驚きを奥行き深く表現する、日本語が持つ素晴らしい芸術だと思います。
世界の他の文学では中国の漢詩がそれに匹敵するのかもしれません。私自身も漢文の勉強はあまりした記憶がありません。それは、受験の国語で出題されない大学が多かったためだと思います。
しかし、干武陵の「勧酒」
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生別離足
杜甫の「春望」
国破山河在
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
などは、私が申すまでもなく素晴らしい詩で、原文で読むことができれば、と思います。
漢文ほど時代に左右され、翻弄された教科目はないと著者は語ります。日本政府や戦後のGHQに翻弄されて、今日にいたっているのです。
ただ、漢文を学ぶことによって、「就職」は「職に就く」、「臨機応変」は「機に臨んで変に応じる」と理解しながら読むことができます。
漢文教育の歴史、問題を描いた本邦初の意欲作です。http://shonansya.com
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